平成25年度司法試験 論文式試験 問題予想
*憲法
新になって以降,「直近にあった憲法問題に似せた問題」を,何のてらいもなく出題する傾向がある。
平成24年度は政教分離の問題が主に問われたが,平成22年の砂川政教分離事件を受けてと思われる。
平成23年度はGoogle Earthのプライバシー権侵害等が問われたが,これもちょうどホットなトピックであった。
他にも,当職が受験した平成20年には,当時(そして今も)議論に挙がっている「Webサイトのフィルタリング」について問われた。
このようにして,今年度においても新しい議論や最高裁判決が出たものについて問われる可能性が高い。
大胆に予想すると,一票の格差問題。政治マターではあるものの,ホットなトピックであることは間違いない。選挙無効判決は年明けに出たけれど,平成22年にも最高裁判決が出ているし,選挙無効判決とは無関係に出題されていたとしてもおかしくはない。
もっとも,国政レベルでの出題になれば判例の引き写しになってしまうので面白くない。そこで,出題があり得るのだとすれば,地方議会の議員等の問題なのではないか。
国政とはまた違うおもしろさが出てくるし,思いつきで考えた割にはありそうな予感。
*民法
(最近の司法研修所は力を入れなくなっているのと軌を一にするのかどうか,)要件事実的な問題が頻出していると聞く。
一点読みで,抵当権がらみか請負あたりじゃろ(あれ?一点じゃないよ?)。請負の瑕疵○んぽ関係ではなかなか面白そうな問題作れそう。
*刑法
正当防衛とかどうでしょう。事実を拾うのには最適な問題だと思います。
*とりあえず
こんなもんで。憲法の予想だけをしたかったことが丸わかりですねw